マシニングセンターを製造販売する工作機械メーカーをご紹介します。
自動車産業や金型、精密機器、航空機産業など広い分野で金属加工の主役となるマシニングセンターですが、製造メーカーの独自技術開発や海外の技術導入によって毎年新製品が発表され、メーカー各社はしのぎを削って競争しています。
今回は各メーカーの機械の特徴など解説していきたいと思います。
マシニングセンターの製造メーカー
ブラザー工業|BROTHER
コンパクトマシニングセンタ
SPEEDIO
ブラザー工業といえばプリンターやFAX、ミシンなどに馴染みがありますが、SPEEDIOブランドの工作機械メーカーでもあります。CNCタッピングセンターからマシニングセンタ、複合加工機など、金属加工に特化した機種をラインナップする。
DMG森精機|DMG MORI
立形マシニングセンタ:CMX V
日系四大工作機械メーカーの1つで、海外に10か所の開発・生産拠点を持つ世界最大手のグローバル工作機械メーカー。ターニングセンターやマシニングセンター、複合加工機(5軸加工機)の中型機に強みを持ち、グローバル市場に展開する。
ファナック|FANUC
ロボドリル
α-D14MiB
ファナックは自動化装置に優れた技術を持つ大企業です。CNC装置は国内シェア7割を超え、NC=ファナックの代名詞となるくらいの実力を備える。マシニングセンターでは、高効率小型切削加工機のロボドリルシリーズに豊富なラインナップを持つ。
キタムラ機械|KITAMURA
横型マシニング
Mycenter-HX250iG
マシニングセンター及び関連する機器を製造・販売する工作機械メーカー。マシニングセンタ専業に特化することで独自技術と高品質が評価され、中でも主力製品のマイセンターは世界50か国以上で使用されている。
倉敷機械|KURAKI
横型マシニングセンター
KZM-14R
クラキというブランドで大型の横型中ぐり盤や複合フライス盤、マシニングセンターなどを製造販売する工作機械メーカー。クラス最大級の重切削が可能な横型マシニングセンターを手掛ける。
松浦機械製作所|MATSUURA
5軸制御マシニングセンタ
MAM72-52V
マシニングセンターを中心に設計・製造する工作機械メーカー。マシニングセンターにおいては世界トップクラスの開発技術力があり、5軸制御や複合加工を得意とする。海外にも多数の拠点がありワールドワイドに展開する。
日本電産マシンツール|NIDEC
横型マシニングセンター
KZM-14R
旧三菱重工工作機械(株)で2021年より株主変更によりNIDECとなる。大型の工作機械を得意とし、マシニングセンタ、歯車加工機、専用機などを製造販売する。門型マシニングセンタでは高能率五面加工で大型加工物の重切削を可能とする。
ニイガタマシンテクノ|NIIGATA
ターンテーブル式
NCフライス盤 JK500Ⅱ
中型~大型のマシニングセンター、及び射出成型機をリリースする工作機械メーカー。フライス盤では鋼材加工が可能な門型NCフライス盤から中型のNCフライス盤をラインナップ。対話型自動プログラミング機能があり、視覚的なNC操作を可能とする。
オークマ|OKUMA
立型MC ACE CENTER
MB-V シリーズ
複合加工機、マシニングセンター、旋盤、研削盤、次世代ロボットシステムを製造販売する大手工作機械メーカー。ヤマザキマザック、DMG森精機、ジェイテクトと共に日系四大工作機械メーカーの1つ。
まとめ
今回はマシニングセンターを製造する国内のメーカーをご紹介しました。
マシニングセンターを製造する工作機械メーカーはたくさん存在しますが、今回紹介したメーカーはごく一部となります。
今回紹介しきれなかったメーカーは随時追記していきます。